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2018年09月28日

宇部歯科医師会の手話講習会

9月27日の夜、宇部歯科医師会の方々を対象に、「聴覚障がい者への理解を深める」と題した手話の講習会を開催しました。場所は総合福祉会館の真向かいにある歯科医師会館で、私にとって初めての入館でした。階段を上がり、会長室で少し待っていますと、会場の準備ができたとのことで講習会の会場に入りましたら、40名くらいの方々が参加していただけていました。多くの関係者に「聴覚障害って何?どんなことに困難さがあるの?」ということを知っていただき、手話についても少し学んでいただけることは、とてもありがたいことだと思っています。今年2月には医師会で、そして8月には薬剤師会で同様の講習会を行うことができ、これで医療関係の方々皆さまに機会を作ることができたことになります。ただ、1回きりの講習会では深い話をお伝えすることは難しいですので、今後はこのような機会を増やして行けるように、連携を深めて行きたいと考えています。

幸いなことに、医師会からは2回目の講習会のご依頼があり、10月末に予定されています。

聴覚障がいにより手話通訳を必要とされる方は市内で200人程度居られるのではないかという情報もあります。そして、本会への手話通訳の依頼件数のうち半数は医療機関での通訳だそうです。このような研修会を通して、聴覚障がいのある方々が安心して治療に通い、服薬できる優しい宇部市となるよう、私たちも努力してまいります。

先日の歯科医師会での講習会、終了した後の会場で若いスタッフ(?)の方たちが数人、講師を務めたコミュニケーション支援室の担当者のところに来られ、「お疲れ様という手話はどのように表現するのですか?」と。とてもうれしく、優しい光景でした。

有田 信二郎

うべっぽ