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セレーノ四つ葉講演

先日、セレーノ四つ葉の皆さんから依頼があり、講演を行ってきました。この会は、肢体不自由児をもつ親たちが立ち上げたもので、我が子の今や将来がより良いものになるようにと頑張っておられました。臨界頭脳パークの一角にあるSANWAギャラリーで研修会が開催され、宇部独自の『お気軽☆成年後見』を中心に話を進めました。このテーマは、障害児者の親にとって、常に頭をよぎる"親亡き後"のことであり、参加者の皆さんには暗いとか辛いとかいうイメージが先行する話。ですが、研修会終了後にいただいた感想では、将来に希望が持てるようになったと明るく前向きな気持ちへと少し変わっていただけたようで、私としてもうれしいひと時でした。障害が重ければ重いほど、親たちは将来への不安が大きいものです。最重度の障害のある子の親として、そして子育ての先輩として、今後も自分にできることをしっかりと伝えて行きたいと思っています。昔と比べ、障害者福祉は劇的な進展がなされて来ていると実感はしていますが、時代の進展とともに新たな課題も現れてくると思います。時代の流れを注視しながら、障害のある子の親だからこそできることを私もやり続けて行きたいと思っています。有田 信二郎