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古巣を訪ねて

先日、小旅行を兼ねて古巣の大学を訪ねた。博多の箱崎という所にあった工学部が私の古巣だ。学生時代は全学連(今では知っている人は少ないかも?)が最盛期で、当時の国のあり方に強烈な反発活動が起きており、学内はガタガタ。入学して直ぐにロックアウトとなり、5月から11月までの半年間、学校に通えない事態も起きた。半世紀ぶりにその場所を車で散策し、当時の面影をと探したのだが、まったく変わっており、面影は全くない状態だった。20年位前に移転が始まり、現在では西区の伊都キャンパスに集約されている。行ってみると、何と広大なキャンパス!道路からの眺めだけだが、果てしなく続くような建物群が目に入ってきた。周囲の街も若者中心に発展してきているように思えた。学生数が1万人を超える大学ゆえ、その存在感も大きいのだろう。今は無き箱崎の校舎は、私の頭の中にしっかりとした記憶で存在し続けている。 有田 信二郎