会長の部屋 - 宇部市社会福祉協議会:音声読み上げ対応ページ

バリアフリー・ジャム

本会では、地域の社会福祉法人地域公益活動推進協議会(公益協)と共に「バリアフリー・ジャムin うべ」という取組を始め、夏休みを活用して市内の高校生に参加いただいた。この企画は、公益協所属の障がい者支援施設と希望する高校生とを結びつけ、実習体験をしてもらうというもの。初めての試みということもあり今回の参加者は3名のみであったが、それぞれに良い体験となったようだ。ある【高校生の声】に記載されていたのは「この経験を通して浮かんだ疑問がある。障害とはなんだろう?という疑問」とあった。精神障がい者施設での実習だったそうだが、彼は「定義は・・・で、生活や社会参加に制限を受ける状態とあるらしいが、私にはしっくりこない。これらの特徴が障"害"と思えないからだ。確かに障がい者はその特徴で私が想像できないような苦労をしてきたのだと思う。しかし、うまく表現できないが、それは、その考え方は良くないと感じる。」と感想を述べていた。このような実感を経験していただいたことにこの取り組みの有益性を強く感じた。今後も多くの高校生に参加していただき、色々な実感をつかみ取って欲しいと願う。 有田 信二郎