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2025/5/1
4月30日(水)に山口大学医学部において、医学科1年生を対象とした手話の授業(「聴覚障害者のコミュニケーション」)が行なわれ、コミュニケーション支援室職員が講師を務めました。
この授業は医学科1年生の「医学入門」という授業の一環として行なわれ、今年で7回目になります。今回も100人を超える医学生に聴覚障がいや手話の実技を学んでいただきました。
はじめに、山口大学大学院医学系研究科医学教育学講座の桂春作准教授から、聴覚障がいの患者への接し方として手話を学んで欲しいといったあいさつがありました。
授業の前半は、聴覚障がいや聴覚障がい者、聞こえなくて困ること、手話を取り巻く社会の変化などについて福祉の視点で説明しました。
後半は、聴覚障がい者のコミュニケーション方法や手話の概説のほか、実技として、あいさつや自己紹介、医療の現場で必要と思われる手話表現などを学習していただきました。
山口大学医学部では、先生方のご配慮により、毎年、こうした授業の時間を割いていただいています。
医学の教育現場で聴覚障がい者への理解が進み、医療機関で医師が直接、聴覚障がいの患者に手話で話しかけていただければ、聴覚障がい者は安心して診察を受けられるようになります。そうした未来になることを心から願っています。
コミュニケーション支援室
TEL:0836-35-7608 FAX:0836-35-9093