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うべっぽイラスト

気付かないうちに誰かを傷つけている

  • 2026年3月13日
  • コミュニケーション支援室

仕事柄、市民対応には細心の注意を払っている。相手に失礼がないようにと、接遇に役立つ講演や研修会などへも個人的に参加している。

そうした中で、最近、深く考えさせられたのが「マイクロアグレッション」と「アンコンシャスバイアス」だ。

たとえば「若いのにしっかりしているね」「女性なのにすごいね」「高齢者なのに感覚が若い」などの言葉だ。一見、褒め言葉のように聞こえるが、受け取る側にとっては「本来はそうではないと思われている」という前提を感じさせてしまうことがある。
こうした日常の些細な言動が、相手を無意識に傷つけてしまうことを「マイクロアグレッション」と呼ぶ。その背景にあるのが「アンコンシャスバイアス」だ。

私たちは皆、育ってきた環境や経験から、知らず知らずのうちに「○○はこういうものだ」「○○ならこうだろう」という個々の考え方や枠組みを持っている。それらは無意識の思い込みにほかならず、時として相手を否定してしまうことにもつながる。「この年代の人は苦手なはず」「彼(彼女)には難しいと思う」などはアンコンシャスバイアスの代表的な例だろう。

マイクロアグレッションは、日常生活の中で発生する小さな攻撃的言動で、一つひとつは小さくて発言者に悪意がなくても、受け手に心理的な負担や疎外感を与えてしまうことがある。
アンコンシャスバイアスは、無意識の思い込みで、自分という尺度で相手や物事を推し量ってしまい、相手を否定したり深く傷付けてしまうことがある。

いずれも問題は、それが自分自身では気付きにくいという点だ。大切なことは、その言葉を発する前に今一度、相手を傷つけないかを立ち止まって考えてみることしかない。

つゆくさ

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