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随想録

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2020年06月29日

私が働いた時代(その4)

3回に亘って技術者の目線からの時代の変化を書き綴ってきたが、もう一つ重要な小道具の進化があった。設計者は製図というものを書く。白紙の上に線を引き、商品を作る図面を仕上げるのだが、それに使う鉛筆を準備するのも仕事の内。鉛筆の先端を平らに削り、先端の尖り具合を何種類かにして、それぞれ数本準備。使えば当然ながらちびてくるので、線を引く⇒削る⇒線を引く・・・の繰り返しをするのが当たり前。ここに大きな変化をもたらしたのがシャープペンシルの出現であった。いくら使っても同じ幅の線が引ける、何と素晴らしい代物か!と。

他にも、ボールペン、蛍光マーカー、カッター、シャチハタ印、等々、便利なものがたくさん開発され、商品として手に入るようになった。電話もしかり。1970年に開催された大阪万国博覧会で移動電話というものが現れ、ビックリしたものだ。その後のスマホへの進化は論を待たずで、一時期よく聞かれたユビキタスという言葉通り、いつでもどこでも使える情報手段として完全に定着している。

物の進化は留まることを知らずにAIの時代へと突き進んでいる。未来がどのような時代になるのか、私なりに見届けて行きたい。人の進化が置いていかれないように祈りながら・・・。

有田 信二郎