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2019年07月12日

自閉症親の会での講演

7月7日七夕の日に、宇部市の自閉症親の会で『一口後見人プロジェクト』についての講演をしました。このプロジェクトは、成年後見制度を必要な人がもっと活用できるようにとの思いで平成24年頃から立ち上げたもので、宇部市独自での仕組みである『お気軽☆成年後見』を財政支援することを目的にしています。親の会の皆さんは、いろいろな機会で成年後見制度の勉強会はやっておられたようですが、制度に対する不安や「まだ大丈夫」という感情等で、踏み出せていないとのこと。だからこそ、お気軽☆成年後見という宇部方式を考え、誰もが気軽に活用できる仕組みであることを説明しました。
ただ、自閉症という障害のある親だからこそ出来ること、分かることがあります。それを大いに発揮していただき、我が子以外の人達への支援に協力していただきたいという私の思いも話をさせていただきました。

お気軽☆成年後見の大きな要素の一つに『後見支援員』というものがあります。つまり、本会がやっています法人後見の中で、軽微な業務を担っていただける方々です。
報道もされているように、宇部市では成年後見の対象者が1万人を超えるという推計も出ています。一方で実際に活用されているのは4百人弱。今後、多くの方々の利用促進が図られてきた際には、この後見支援員という仕組みは、きっと有効に機能するだろうと思っています。多くの方々の興味や関心が高まり、宇部市全体で仕組みがスムーズに動き出してくれればと願っています。

有田 信二郎